PDFがぼやけるのはなぜ?5つの原因と対処法
PDFがぼやけて見える原因は、低解像度でスキャンした、圧縮しすぎた、画像の元の解像度を超えて拡大表示した、低DPIの印刷設定を使った、ビューアーが独自に滑らかに補正した、の5つが一般的です。後から対処できるのは一部だけです。高解像度で再スキャンまたは再書き出しすると改善することがあります。作成時点ですでに低解像度だったPDFは、変換ツールで鮮明にはできません。
1. 低解像度でスキャンした
最もよくある原因です。72~96 DPIでスキャンしたページはスマートフォンの画面では問題なく見えても、印刷したり拡大したりすると、はっきりぼやけて見えます。取り込まれていない細部を後から復元する方法はありません。300 DPI以上でスキャンし直してください。
2. 圧縮しすぎた
強いPDF圧縮では、ファイルサイズを小さくするために埋め込み画像の解像度が下げられます。元のファイルより明らかにぼやけて見える場合は、最小サイズの設定ではなく、高品質の設定を選び、元のファイルから圧縮し直してみてください。
3. 画像の元の解像度を超えて拡大している
スキャンや写真を含むPDFのページは、解像度が固定された画像です。PDFビューアーで100%を超えて拡大しても細部は増えず、同じ画素が引き伸ばされるため、ぼやけて見えます。これはファイルの不具合ではなく、ラスター画像を元のサイズより大きく表示したときの性質です。
4. 低DPIの印刷・書き出し設定を使った
「PDFとして保存」や「PDFに印刷」の設定によっては、ファイルを小さくするために72~150 DPIが初期設定になっています。元の文書がスキャン画像ではないのにぼやけて見える場合は、「画面用」や「ウェブ用」ではなく、「高品質」や「印刷品質」の設定で書き出し直してください。
5. ビューアーが補正またはハードウェア拡大している
PDF自体に問題がなくても、特定の拡大率でビューアーの描画処理によってぼやけることがあります。ファイル自体が原因だと判断する前に、別のPDFビューアーを試すか、表示倍率をちょうど100%にして確認してください。